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ヘレスの革命 vol.1

シェリーは昔、酒精強化されてなかった!

初めての投稿から、かなりショッキングな内容です!しかし、これはラヴニールが今皆様に最もお伝えしたい事であり、また、歴史に基づいた長くなる話なので、3回、いやたぶん4回に渡り連載することになるかと思います。よかったらどうぞお付き合いください!
さて、シェリーというと、ワインの本を読んでも語られる事はこんな感じでしょう。

  1. 世界3大酒精強化ワインのひとつ
  2. 産膜酵母を張らせて熟成させる白ワインの一種
  3. ソレラ・システムによってブレンド&熟成される
ワインの教則本を見ても、殆どそれは同じです。その内容に、ワインの一番の特徴であり、個性でもあるテロワールについて語られる事はほぼ皆無です。

では、シェリーにテロワールは存在しないのでしょうか?! 残念ながら、現在のシェリーに関しては「無い」というしかありません。

では、シェリーには元々テロワールの概念は存在しないのでしょうか?! いいえ、シェリーは元々テロワールに従って造られていたのです!

シェリーの産地について教則本等で語られることは、ほぼ次の1点のみ。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、サンルーカル・デ・バラメダ、エル・プエルト・デ・サンタマリアという3つの街を結ぶ三角地帯から産出される、と。

実は、歴史の経過とともに殆ど忘れ去られてしまったのですが、ヘレスには、「パゴ」と呼ばれるテロワールの概念があるのです。「パゴ」とはシェリー産地に点在する小高い丘の様なもので、シェリー産地に連なる様に存在し、産地全体に300ものパゴがあると云われております。昔は、「パゴ」ごとにシェリーの特徴が異なることが知られており、「パゴ」ごとに売買される相場が決まっていて、その相場に 基づいてぶどうの取引がなされておりました。中でも4つの「パゴ」が特に優れていると見做されており、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街を西から北に取り囲むように、順に”バルバイーナ”、”アニーナ”、”マチャルヌード”そして”カラスカル”と呼ばれるパゴが並んでおります。なかでも”マチャルヌード”はシェリーのロマネ・コンティと称えられ、高く評価されて来ました。

これを私たちに馴染みがあるブルゴーニュに例えると、「パゴ」とは村名アペラシオンに相当します。つまり、”ジュヴレ・シャンベルタン”、”ニュイ・サンジョルジュ”、”ヴォーヌ・ロマネ”、”ピュリニー・モンラッシェ”そして”ムルソー”と、コート・ドール上に名だたる村名AOCがずらりと並んでいるのと同じ、と云って差し支えありません。

ところが、イギリスを筆頭とする世界でのシェリー人気と輸出の拡大による需要の増大、農薬の登場による農業の近代化と工業化、農協の台頭による大量生産と均質化により、ぶどうの取引は品質重視の「パゴ」単位から量重視の「キロ」(kg)単位へと変化し、高品質なぶどうを栽培するという目的が失われ、意欲も喪失してしまいました。そうして、「パゴ」というテロワールの概念に基づいた高品質なシェリー造り、3000年に渡るシェリーの伝統とテロワールの概念が、この50年で消滅してしまったのです。

また驚くべき事に、シェリー造りで昔は酒精強化(アルコールの添加)はなされておらず、本来は収穫したぶどうを天日に干し(アソレオ、またはソレオと呼ばれる)、余分な水分を飛ばし糖度を上げてから醸造しておりました。フィノ用のぶどうでは数時間から、ペドロ・ヒメネスの場合は数週間も天日に干すあいだ、丸いむしろに広げたぶどうを定期的にひっくり返すという気の遠くなる作業をしておりました。

では、なぜアルコールを添加するようになったかと云えば、糖度が低く品質も劣るぶどうを劣化させる事なく高アルコールなシェリーに仕立て上げる為には実に効果的な方法だったからです。これは知られていない事ですが、19世紀におけるぶどうの収量は1ヘクタール当たり1トンから3トンしかなかったものが、今日では10トンから30トンへと、何と10倍にも増えているのです。これだけ収量が増えれば糖度は当然上がりません。また、毎日気の遠くなるようなぶどうをひっくり返す作業もしなくていいので、シェリー製造業者はこの方法をこぞって採用・推奨したのも当然のことかもしれません。

よく知られているように、品質を保証する制度である原産地呼称DOは、スペインで1932年に制定されました。その際シェリー(ヘレス)はリオハとマラガと共に初めて認定されたDOでした。当初はDOの規定で、シェリーはアソレオすることが義務付けられていたのですが、効率と量を優先する生産者団体の要請により徐々に酒精強化が認められ、ついに1975年には酒精強化をしなければいけなくなってしまいました。

品質を保証するためのDOが、品質を犠牲にしてしまう規定へと変化していってしまったとは、何という皮肉でしょうか、、  (次回へ続く)
シェリーは昔、酒精強化されてなかった

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株式会社ラヴニールは、自然派ワインの専門商社。
できる限り自然で美味しいワインを多くの方々へお届けしたい一心で楽しさをお伝えします

🍎リンゴと🍐

🍎リンゴと🍐洋梨の聖地、ノルマンディーから届く「大地の真髄」—— フェルム・ド・リヨニエール

これからの季節にピッタリな、フランス・ノルマンディー地方、オルヌ県にある「フェルム・ド・リヨニエール」のシードル&ポワレ。

造り手であるジャックとブリジットのデフォージュ夫妻が守り抜くのは、平均樹齢数百年を誇る古樹が立ち並ぶ、まるで神殿のような果樹園です。彼らのシードルとポアレを一口含めば、これまで抱いていた「リンゴのお酒」の概念が、心地よく覆されるはずです。

今回は、彼らのフィロソフィーが凝縮された3つのキュヴェをご紹介します。

🍷 紹介ラインナップ
1. Cidre Paysan 2021(シードル・ペイザン)
「農民のシードル」の名を冠した、このドメーヌの原点。 2021年は、天候の厳しさを乗り越え、凝縮感のある果実味が際立つ仕上がりとなりました。自生酵母のみでゆっくりと発酵させ、無濾過・無清澄で瓶詰め。 グラスの中で弾けるきめ細やかな泡とともに、リンゴ本来の渋みと土壌由来のミネラルが、奥行きのある複雑さを描き出します。

2. Poire AOP Domfront 2022(ポアレ AOP ドンフロン)
洋梨の最高峰産地として名高い「ドンフロン」の名を冠した1本。 ポアレに使われるのは、樹齢200〜300年を超える大樹から収穫された「プラン・ド・ブラン」種が主体です。2022年ヴィンテージは、太陽の恵みを十分に受けた華やかな香りが特徴。洋梨特有の優美な甘みと、それを引き締める美しい酸のバランスは、まさに「液体になった宝石」です。

3. Poire ”Fossé” 2022(ポアレ ”フォッセ”)
単一区画「フォッセ」の古樹から生まれる、リヨニエールの最上級キュヴェ。 深く根を張った古樹だけが吸い上げることができる、大地のエネルギーが宿っています。通常のポアレよりもさらに長い余韻と、気品あふれる骨格。食前酒としてだけでなく、コース料理のメインを飾ることもできる、圧倒的な説得力を持った一本です。

🍴 Pairing & Service
・シードル・ペイザン: 豚肉のリエットや、熟成したカマンベールとともに。
・ポアレ AOP ドンフロン: 魚介のカルパッチョ、またはフルーツを使った白和えなど。
・ポアレ ”フォッセ”: 帆立のポワレや、食後のタルトタタンに合わせて。

✨ 造り手の情熱と、数百年の時が育んだテロワール。 ラヴニールが自信を持ってお届けする、本物のヴァン・ナチュールとしてのシードル&ポアレをぜひお楽しみください。

#Lavenir #株式会社ラヴニール #ナチュラルワイン #ヴァンナチュール #FermedelYonniere #シードル #ポアレ #ノルマンディー #自然派ワイン #ワインのある暮らし #飲食店応援 #インポーター #自然派ワイン好きな人と繋がりたい
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1 day ago
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素顔のままの、純粋な果実味🍒
🍷 Strip Sip 2023 / ストリップ・シップ

「Strip Sip(ストリップ・シップ)」というユニークな名前が付けられたこのワイン。飲むと何の覆いもない、ぶどう本来の「素」の味わいを感じられることから名付けられました 。

ポーリーヌが、信頼する栽培家ミカエル・ガールの育てたフェール・サルヴァドゥを醸造したキュヴェです 。粘土質土壌で育ったぶどうを10日間のマセラシオン・カルボニックを経て、丁寧に仕上げました 。

テイスティングノート:
淡いルビーの色調 。
サクランボやいちごの赤果実の風味に、スミレやルバーブ、木の根のような多様な香りが重なります 。

軽やかな「ベジタルさ」がありつつも、口に含むと熟した赤果実の甘みが広がる、素直で心地よい飲み口です 。

日常の食卓にそっと寄り添う、ピュアな赤をぜひお楽しみください。

【詳細情報】
品種:フェール・サルヴァドゥ 100%
スタイル:赤

生産者:ポーリーヌ・ブロッカ
命がけの急斜面が育む、アヴェロンの真珠 🌿✨
フランス中央高地、切り立った渓谷の斜面にへばりつくように広がる「アントレーグ・エ・ル・フェル」。ここは、かつてワイン造りが廃れかけた、知る人ぞ知る秘境の産地です。

今回ご紹介するのは、この地で「奇跡」とも呼べるワインを醸す女性、ポーリーヌ・ブロッカ。

彼女の畑は、あまりの急勾配に「転んだら命はない」と言われるほど。しかし、その厳しい環境こそが、他では決して真似できない、研ぎ澄まされたミネラル感と清らかな酸を生み出します。

#lavenir #ラヴニール #ナチュラルワイン #ヴァンナチュール #ドメーヌデビュイ #ポーリーヌブロッカ #アヴェロン #フェールサルヴァドゥ #地場品種 #ワインのある暮らし
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4 days ago
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🍷月例試飲会

2026年2月4日
株式会社ラヴニール, 日本、〒162-0812 東京都新宿区西五軒町4−10 伊藤ビル 2F

*お申込みはこちらから👍
https://lavenir-wine.com/tasting-form/
◉会場:ラヴニールオフィス 〠162-0812 東京都新宿区西五軒町4-10 2F
◉日時:2026年2月4日(水)
  10時~16時50分(50分枠予約制)
※1日間のみの開催

◉参加費:500円(税込)*現金のみ
※飲食店様&酒販店様対象
※ご参加は発注権限者に限らせていただきます

RSS 新着ワイン情報

  • ◆◇◆《2月販売案内&2/4(水)試飲会》フェルム・ド・リヨニエール - 2026.2.3- No.741R ◆◇◆
  • ◆◇◆ラヴニール ≪2月販売案内≫ 【企画】春爛漫&2/4(水)試飲会 - 2026.2.2 -No.740R◆◇◆
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