L'Avenir
MENUMENU
  • ラヴニールのワイン
  • 生産者一覧
        • フランスの生産者

          • シャンパーニュ・サヴォア地方
            • Champagne Barrat-Masson
            • Luc Bauer
            • DOMAINE DES RUTISSONS
          • ジュラ地方
            • Les Granges Paquenesses
            • DOMAINE DES RONCES
          • ノルマンディ地方
            • Ferme de l’Yonnière
          • アルザス地方
            • Andre Rohrer
            • Raisin Sauvage
            • OLIVIER CARL
          • ロワール地方
            • Terres d’Ardoises
            • Thomas Boutin
            • ANNE PAILLET
            • ADRIEN DE MELLO
            • DE VINI(旧 VINI LIBRE)
            • LA CUEILLETTE DES OISEAUX
          • ブルゴーニュ地方
            • Domaine AMI
          • ボージョレ地方
            • Lilian Bauchet
            • Sylvere Trichard
          • コート・デュ・ローヌ地方
            • La Vrille et Le Papillon
            • Sylvain Bock
            • ALEXANDRE HOTE
          • 南西地方
            • Laurent Cazottes
            • Chateau Lestignac
            • Domaine des Buis
          • 地中海地方
            • Vin Des Potes
          • ラングドック地方
            • Les Vins Mont-Val
            • PAYSAGE
            • ERWAN GAUTIER
          • ルーション地方
            • Domaine Giocanti
        • スペインの生産者

          • カタルーニャ
            • Alta Alella
            • Casa Pardet
            • Alvaro Gonzalez Marcos
            • VENDRELL RIVED
          • カスティーリャ・イ・レオン
            • Bodegas Pedro Escudero
            • PUERTA DEL VIENTO
          • バレンシア
            • Bodega Cueva
            • Tren de Vida
            • SEXTO ELEMENTO
          • ガリシア
            • XANGALL
            • MISSION
          • アンダルシア
            • Muchada Leclapart
            • Bodega Vinificate
            • Bodegas Luis Perez
            • FERNANDO ANGULO
        • スロバキアの生産者

          • 小カルパチア地方
            • Slobodne Vinarstvo
  • 新着ワイン情報
    • L’Avenir Blog
    • 新着ワイン情報
  • 試飲会・イベント情報
  • 企業情報
    • ご挨拶
    • 会社概要
    • 東京オフィス地図
    • ラヴニール企業理念
    • ラヴニール求人情報
  • お問い合わせ
  • ラヴニール最新カタログ

ヘレスの革命 vol.1

シェリーは昔、酒精強化されてなかった!

初めての投稿から、かなりショッキングな内容です!しかし、これはラヴニールが今皆様に最もお伝えしたい事であり、また、歴史に基づいた長くなる話なので、3回、いやたぶん4回に渡り連載することになるかと思います。よかったらどうぞお付き合いください!
さて、シェリーというと、ワインの本を読んでも語られる事はこんな感じでしょう。

  1. 世界3大酒精強化ワインのひとつ
  2. 産膜酵母を張らせて熟成させる白ワインの一種
  3. ソレラ・システムによってブレンド&熟成される
ワインの教則本を見ても、殆どそれは同じです。その内容に、ワインの一番の特徴であり、個性でもあるテロワールについて語られる事はほぼ皆無です。

では、シェリーにテロワールは存在しないのでしょうか?! 残念ながら、現在のシェリーに関しては「無い」というしかありません。

では、シェリーには元々テロワールの概念は存在しないのでしょうか?! いいえ、シェリーは元々テロワールに従って造られていたのです!

シェリーの産地について教則本等で語られることは、ほぼ次の1点のみ。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、サンルーカル・デ・バラメダ、エル・プエルト・デ・サンタマリアという3つの街を結ぶ三角地帯から産出される、と。

実は、歴史の経過とともに殆ど忘れ去られてしまったのですが、ヘレスには、「パゴ」と呼ばれるテロワールの概念があるのです。「パゴ」とはシェリー産地に点在する小高い丘の様なもので、シェリー産地に連なる様に存在し、産地全体に300ものパゴがあると云われております。昔は、「パゴ」ごとにシェリーの特徴が異なることが知られており、「パゴ」ごとに売買される相場が決まっていて、その相場に 基づいてぶどうの取引がなされておりました。中でも4つの「パゴ」が特に優れていると見做されており、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街を西から北に取り囲むように、順に”バルバイーナ”、”アニーナ”、”マチャルヌード”そして”カラスカル”と呼ばれるパゴが並んでおります。なかでも”マチャルヌード”はシェリーのロマネ・コンティと称えられ、高く評価されて来ました。

これを私たちに馴染みがあるブルゴーニュに例えると、「パゴ」とは村名アペラシオンに相当します。つまり、”ジュヴレ・シャンベルタン”、”ニュイ・サンジョルジュ”、”ヴォーヌ・ロマネ”、”ピュリニー・モンラッシェ”そして”ムルソー”と、コート・ドール上に名だたる村名AOCがずらりと並んでいるのと同じ、と云って差し支えありません。

ところが、イギリスを筆頭とする世界でのシェリー人気と輸出の拡大による需要の増大、農薬の登場による農業の近代化と工業化、農協の台頭による大量生産と均質化により、ぶどうの取引は品質重視の「パゴ」単位から量重視の「キロ」(kg)単位へと変化し、高品質なぶどうを栽培するという目的が失われ、意欲も喪失してしまいました。そうして、「パゴ」というテロワールの概念に基づいた高品質なシェリー造り、3000年に渡るシェリーの伝統とテロワールの概念が、この50年で消滅してしまったのです。

また驚くべき事に、シェリー造りで昔は酒精強化(アルコールの添加)はなされておらず、本来は収穫したぶどうを天日に干し(アソレオ、またはソレオと呼ばれる)、余分な水分を飛ばし糖度を上げてから醸造しておりました。フィノ用のぶどうでは数時間から、ペドロ・ヒメネスの場合は数週間も天日に干すあいだ、丸いむしろに広げたぶどうを定期的にひっくり返すという気の遠くなる作業をしておりました。

では、なぜアルコールを添加するようになったかと云えば、糖度が低く品質も劣るぶどうを劣化させる事なく高アルコールなシェリーに仕立て上げる為には実に効果的な方法だったからです。これは知られていない事ですが、19世紀におけるぶどうの収量は1ヘクタール当たり1トンから3トンしかなかったものが、今日では10トンから30トンへと、何と10倍にも増えているのです。これだけ収量が増えれば糖度は当然上がりません。また、毎日気の遠くなるようなぶどうをひっくり返す作業もしなくていいので、シェリー製造業者はこの方法をこぞって採用・推奨したのも当然のことかもしれません。

よく知られているように、品質を保証する制度である原産地呼称DOは、スペインで1932年に制定されました。その際シェリー(ヘレス)はリオハとマラガと共に初めて認定されたDOでした。当初はDOの規定で、シェリーはアソレオすることが義務付けられていたのですが、効率と量を優先する生産者団体の要請により徐々に酒精強化が認められ、ついに1975年には酒精強化をしなければいけなくなってしまいました。

品質を保証するためのDOが、品質を犠牲にしてしまう規定へと変化していってしまったとは、何という皮肉でしょうか、、  (次回へ続く)
シェリーは昔、酒精強化されてなかった

投稿ナビゲーション

ラヴニール月例試飲会 8月
ヘレスの革命 vol.2

検索

メルマガ速報

試飲会のご案内 《渋谷 7/24 (木)開催!》
試飲会のご案内 《渋谷 7/24 (木)開催!》@L'Avenir
絶対に見逃せない8月向けの試飲会のお知らせです!
《7月販売案内》 アルバロ・ゴンサレス・マルコス
《7月販売案内》 アルバロ・ゴンサレス・マルコス@L'Avenir
5月に生産者訪問したばかりのアルバロ!
〈7月販売案内〉 リュック・ボエ
〈7月販売案内〉 リュック・ボエ@L'Avenir
山を感じさせるリュックならではの味わい!
〈7月販売案内〉 "バラ・マッソン"
〈7月販売案内〉 "バラ・マッソン"@L'Avenir
蒸し暑い季節にはシャンパーニュ!
≪7月販売案内≫ オリヴィエ・カルル
≪7月販売案内≫ オリヴィエ・カルル@L'Avenir
新商品&新ヴィンテージ入荷!

L'AvenirのLINE公式アカウントは小売店様, 飲食店様向けのアカウントです。

Comments Box SVG iconsUsed for the like, share, comment, and reaction icons
Cover for L'Avenir
L'Avenir

L'Avenir

【オリヴィエの新着キュヴェ!SO2無添加ながら相変わらずの安定感とエレガント🍷】
先日の試飲会で非常に良かったのがアルザス、オリヴィエ・カルルの新着キュヴェ。その中でもカール・ラ・ナチュール・エ・ドゥース2020は時期的にも最高の1本でした。

✨カール・ラ・ナチュール・エ・ドゥース 2020✨
生産者Oliver Carlの名前をキュヴェ名に含め、フランス語で「Car la Nature est Douce(だから自然は優しい)」と名付けられたこの白ワイン、その名の通り、自然の恵みがたっぷり詰まった一本です。

2020年の特別なヴィンテージ:
2020年は、日照に恵まれ、雨が少なかった稀な年でした。2020年の特別な環境の中、水はけの良い砂質花崗岩土壌で育った、樹齢45年のリースリングの凝縮感と、安定してから出荷することを徹底している生産者ゆえの長期熟成による深みが感じられる味わいです。

醸造へのこだわり:
収穫後すぐに圧搾し、20ヶ月間もバリックでじっくりと発酵・熟成させました。フィルターにかけず、SO2(酸化防止剤)も一切添加なし。ぶどう本来のピュアな味わいを最大限に引き出しています。

テイスティングノート:
グラスに注ぐと、美しい濃いイエローの色調に心惹かれます。香りは、熟した黄桃や桃の皮、八朔といった黄色い果実の風味が豊かに広がり、リースリング特有のペトロール香も感じられます。
口に含むと、まず感じるのはその優しい口当たり。まろやかな果実味が波のように押し寄せ、その後に続くしっかりとした酸が全体のバランスを整えます。長期熟成によるエレガントで落ち着いた味わいは、まさに格別。飲み進めるにつれて、ミネラル感溢れる余韻が長く続き、心地よい感動を与えてくれます。

おすすめのペアリング:
このワインは、魚介を使ったお料理はもちろん、豚肉や鶏肉のハーブグリルなど、少ししっかりめのメインディッシュにも寄り添ってくれます。もちろん、ワイン単体でゆっくりと味わうのもおすすめです。

自然の恵みと生産者の愛情が詰まったこの一本。ちなみに個人的にはこのエチケットが好みです笑(野鳥観察が趣味)
ぜひ、ご自身の舌でその魅力を体験してください。数量限定での入荷となりますので、お早めにどうぞ!

#カールラナチュールエドゥース 
#リースリング 
#白ワイン 
#ワインのある暮らし 
#新着ワイン
#限定入荷  
#vinvivant 
#whitewine
#oliviercarl
#reslingalsace
#alsacewine
#vinnaturel
#vinnature
#naturalwine
#naturalwinelover
#winelover
#instawine
#winestagram
#オリヴィエカルル
#自然派ワイン 
#自然派ワイン好きな人と繋がりたい
#ワインペアリング
#ワインのある暮らし
#おうちワイン
#アルザスワイン
#ナチュラルワイン
#ヴァンナチュールImage attachment

【オリヴィエの新着キュヴェ!SO2無添加ながら相変わらずの安定感とエレガント🍷】
先日の試飲会で非常に良かったのがアルザス、オリヴィエ・カルルの新着キュヴェ。その中でもカール・ラ・ナチュール・エ・ドゥース2020は時期的にも最高の1本でした。

✨カール・ラ・ナチュール・エ・ドゥース 2020✨
生産者Oliver Carlの名前をキュヴェ名に含め、フランス語で「Car la Nature est Douce(だから自然は優しい)」と名付けられたこの白ワイン、その名の通り、自然の恵みがたっぷり詰まった一本です。

2020年の特別なヴィンテージ:
2020年は、日照に恵まれ、雨が少なかった稀な年でした。2020年の特別な環境の中、水はけの良い砂質花崗岩土壌で育った、樹齢45年のリースリングの凝縮感と、安定してから出荷することを徹底している生産者ゆえの長期熟成による深みが感じられる味わいです。

醸造へのこだわり:
収穫後すぐに圧搾し、20ヶ月間もバリックでじっくりと発酵・熟成させました。フィルターにかけず、SO2(酸化防止剤)も一切添加なし。ぶどう本来のピュアな味わいを最大限に引き出しています。

テイスティングノート:
グラスに注ぐと、美しい濃いイエローの色調に心惹かれます。香りは、熟した黄桃や桃の皮、八朔といった黄色い果実の風味が豊かに広がり、リースリング特有のペトロール香も感じられます。
口に含むと、まず感じるのはその優しい口当たり。まろやかな果実味が波のように押し寄せ、その後に続くしっかりとした酸が全体のバランスを整えます。長期熟成によるエレガントで落ち着いた味わいは、まさに格別。飲み進めるにつれて、ミネラル感溢れる余韻が長く続き、心地よい感動を与えてくれます。

おすすめのペアリング:
このワインは、魚介を使ったお料理はもちろん、豚肉や鶏肉のハーブグリルなど、少ししっかりめのメインディッシュにも寄り添ってくれます。もちろん、ワイン単体でゆっくりと味わうのもおすすめです。

自然の恵みと生産者の愛情が詰まったこの一本。ちなみに個人的にはこのエチケットが好みです笑(野鳥観察が趣味)
ぜひ、ご自身の舌でその魅力を体験してください。数量限定での入荷となりますので、お早めにどうぞ!

#カールラナチュールエドゥース
#リースリング
#白ワイン
#ワインのある暮らし
#新着ワイン
#限定入荷
#vinvivant
#whitewine
#oliviercarl
#reslingalsace
#AlsaceWine
#vinnaturel
#vinnature
#naturalwine
#naturalwinelover
#winelover
#instawine
#winestagram
#オリヴィエカルル
#自然派ワイン
#自然派ワイン好きな人と繋がりたい
#ワインペアリング
#ワインのある暮らし
#おうちワイン
#アルザスワイン
#ナチュラルワイン
#ヴァンナチュール
... See MoreSee Less

5 days ago
Share
Share on Facebook Share on Twitter Share on Linked In Share by Email
  • Facebook
  • Instagram
  • RSS Feed
  • Link

🍷月例試飲会

2025年7月3日
オザミデヴァン本店, 日本、〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目4−9 銀座オザミビル 2階

*通常と会場および時間が異なります!お申込みはこちらから👍
◉会場:銀座オザミ・デ・ヴァン 本店4階
◉日時:2025年7月3日(木)
11時~15時50分(50分枠予約制)
※1日間のみの開催
※16時には完全退室完了となります

◉参加費:500円(税込)*現金のみ
※飲食店様&酒販店様対象
※ご参加は発注権限者に限らせていただきます

シェリー試飲会(シェリー委員会主催)

2025年7月8日
日比谷パレス, 日本、〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1−6 レストラン日比谷パレス

シェリー原産地呼称統制委員会会長セサル・サルダーニャ氏がシェリーのメーカー8社と共に来日に伴い、委員会主催のシェリーの試飲会を開催。

ラヴニール取り扱いルイス・ペレスのプロモーション担当フランも来日、出展。
 申込みはこちらから👍

◉会場:日比谷パレス1F&2F
◉日時:2025年7月8日(金) 12時~17時

◉参加費:無料
※飲食店様&酒販店様対象

🍷月例試飲会

2025年7月24日
CHOWCHOW チャウチャウ, 渋谷, WHARF, 1F, 37-14 宇田川町 渋谷区 東京都 150-0042 日本

*通常と会場および時間が異なります!お申込みはこちらから👍
◉会場:CHOW CHOW 渋谷 
◉日時:2025年7月24日(木)
  11時~15時50分(50分枠予約制)
※1日間のみの開催
※16時には完全退室完了となります

◉参加費:500円(税込)*現金のみ
※飲食店様&酒販店様対象
※ご参加は発注権限者に限らせていただきます

夏季休業

2025年8月13日 - 2025年8月15日  

RSS 新着ワイン情報

  • 【お詫びと再送】◆◇◆《8月販売案内》【新規生産者】クイエット・デ・ゾワゾー - 2025.7.18 - No.698R ◆◇◆

タグ

  • alella
  • alta
  • altaalella
  • BODEGAS
  • ESCUDERO
  • friendly
  • PEDRO
  • お知らせ
  • アルタアレーリャ
  • アルタ・アレーリャ
  • エルヴィラ
  • エル・プティ
  • カタルーニャ
  • カヴァ
  • シャルドネ
  • スペイン
  • ナチュラルワイン
  • バルセロナ
  • パルヴュス
  • パルヴュス・シャルドネ
  • パンサ・ブランカ
  • ピュアの極み
  • フエンテ・ミラノ
  • フランス
  • プリヴァット
  • ペドロエスクデーロ
  • ボデガスペドロエスクデーロ
  • ミルジン
  • ラニウス
  • ラヴニール
  • ルエダ
  • レスティニャック
  • ロワール
  • ワイン
  • ヴァンナチュール
  • ヴェルデホ
  • 内陸部地方
  • 営業
  • 地中海地方
  • 年末年始
  • 新入荷
  • 自然派
  • 自然派ワイン
  • 試飲会
  • 都会的自然派

Share

About Us

株式会社ラヴニール
東京都新宿区西五軒町4-10
伊藤ビル2階
TEL. 03(6457)5982

menu

  • ラヴニールのワイン
  • 生産者一覧
  • 新着ワイン情報
    • L’Avenir Blog
    • 新着ワイン情報
  • 試飲会・イベント情報
  • 企業情報
    • ご挨拶
    • 会社概要
    • 東京オフィス地図
    • ラヴニール企業理念
    • ラヴニール求人情報
  • お問い合わせ
  • ラヴニール最新カタログ
  • Elara by LyraThemes
  • Copyright L’Avenir Co.,Ltd. All Rights Reserved.