生産者 アレクサンドル・オット
ナチュールの世界ではタヴェルと云えば皆ラングロールを思い浮かべるだろう。それは当然である。タヴェルの特殊性は、かなり昔から知られていた。
ローヌ川右岸の高台に位置するタヴェルの畑には、シャトーヌフデュパプと同じような子供の頭ほどもある丸い石に覆われている。この石はアルプスからローヌ川を伝って流れてきたもので、割ると中はピンク掛かったトパ-ズ色の石英で出来ている。実はこの石がワインに大きな影響を与えているのだ。
日中の熱を蓄えたこの石が夜間熱を放出しぶどうがよく熟すことにより、醸造しワインとなったときに香水のような馨しい香りとなるのだ。この香りは醸造時にごく軽い醸しをしないと消えてしまうので、タヴェルでは昔から軽く醸していた。
しかし1980年代濃いワインがもてはやされるようになり、この伝統が失われてしまった。それを復活させたのがラングロールのエリックだったのだ。アレクサンドル・オットは、元々栽培するぶどうをラングロールやグラムノンに販売していたのだが、2019年から自身のワインを手掛けるようになった。ラングロールが再興した本来のタヴェルを、アレクサンドルが受け継いでいる。応援したい生産者の誕生である。
ローヌ川右岸の高台に位置するタヴェルの畑には、シャトーヌフデュパプと同じような子供の頭ほどもある丸い石に覆われている。この石はアルプスからローヌ川を伝って流れてきたもので、割ると中はピンク掛かったトパ-ズ色の石英で出来ている。実はこの石がワインに大きな影響を与えているのだ。
日中の熱を蓄えたこの石が夜間熱を放出しぶどうがよく熟すことにより、醸造しワインとなったときに香水のような馨しい香りとなるのだ。この香りは醸造時にごく軽い醸しをしないと消えてしまうので、タヴェルでは昔から軽く醸していた。
しかし1980年代濃いワインがもてはやされるようになり、この伝統が失われてしまった。それを復活させたのがラングロールのエリックだったのだ。アレクサンドル・オットは、元々栽培するぶどうをラングロールやグラムノンに販売していたのだが、2019年から自身のワインを手掛けるようになった。ラングロールが再興した本来のタヴェルを、アレクサンドルが受け継いでいる。応援したい生産者の誕生である。
Cuvée AH, Vin de France
LF4502-22 ロゼ
キュヴェ・アー・アッシュ
キュヴェ・アー・アッシュ
ぶどう品種:シラー50%、グルナッシュ25%、サンソー25%
ヴァロング丘に位置する区画”トマ”のぶどう。粘土質石灰の下層土の上に丸い大きな石が堆積する畑。シラー、サンソーはタヴェルと同様のぶどうだがやや早く収穫。すべてのぶどうは全房で醸しをせず優しく圧搾され、タンクで発酵熟成後春に瓶詰め。SO2添加なし。
夕日の様な茜色の美しい色調。グミや小赤果実、サクランボのジュレに、ほのかにガリグ(香草)を感じさせる香り。口に含むとさくらんぼゼリーの香りが広がり、穏やかな酸がやってきて、旨味がギューと力強く押し寄せ、淡く繊細な赤果実が力強くも永く続く。余韻がミネラル感をまとったオードヴィの様。まさにラングロールを彷彿とさせる香水の様に芸術的な香りに満ちたエレガントな味わい。
アペラシオンが付いてない理由は、AOP規定ではグルナッシュを40-60%使用必要があるのに対して25%しか使用していない事と、通常のタベルに比べとても淡い色調の為AOPを申請しなかった事による。
ヴァロング丘に位置する区画”トマ”のぶどう。粘土質石灰の下層土の上に丸い大きな石が堆積する畑。シラー、サンソーはタヴェルと同様のぶどうだがやや早く収穫。すべてのぶどうは全房で醸しをせず優しく圧搾され、タンクで発酵熟成後春に瓶詰め。SO2添加なし。
夕日の様な茜色の美しい色調。グミや小赤果実、サクランボのジュレに、ほのかにガリグ(香草)を感じさせる香り。口に含むとさくらんぼゼリーの香りが広がり、穏やかな酸がやってきて、旨味がギューと力強く押し寄せ、淡く繊細な赤果実が力強くも永く続く。余韻がミネラル感をまとったオードヴィの様。まさにラングロールを彷彿とさせる香水の様に芸術的な香りに満ちたエレガントな味わい。
アペラシオンが付いてない理由は、AOP規定ではグルナッシュを40-60%使用必要があるのに対して25%しか使用していない事と、通常のタベルに比べとても淡い色調の為AOPを申請しなかった事による。
AOC Tavel
LF4501-22 ロゼ
AOCタヴェル
AOCタヴェル
ぶどう品種:グルナッシュ60%、サンソー30%、クレーレット10%
ヴァロング丘陵に位置する区画“トマ”のぶどう。粘土質石灰の下層土に大きな石が表土を覆うテロワール。全房で10日間醸し、圧搾後タンクで発酵、そのまま6か月澱と共に熟成し春瓶詰め。
淡いルビーの色調。グミやザクロなど小赤果実のアロマティックな風味。アタックに甘みを感じ、ショコラやバナナの香りが広がり、酸とアルコールのレベルも高い。フレッシュでありながらも熟したニュアンスも感じる味わい。
ヴァロング丘陵に位置する区画“トマ”のぶどう。粘土質石灰の下層土に大きな石が表土を覆うテロワール。全房で10日間醸し、圧搾後タンクで発酵、そのまま6か月澱と共に熟成し春瓶詰め。
淡いルビーの色調。グミやザクロなど小赤果実のアロマティックな風味。アタックに甘みを感じ、ショコラやバナナの香りが広がり、酸とアルコールのレベルも高い。フレッシュでありながらも熟したニュアンスも感じる味わい。
AOC LIRAC
LF4503-21 赤
AOC リラック
AOC リラック
ぶどう品種:シラー80%、グルナッシュ20%
粘土質石灰土壌の上に大きな石の層が堆積する区画“ブノア”のぶどう。僅かに過熟気味のぶどうが、深い味わいのテロワールを表現している。軽く破砕し果梗と共にルモンタージュとデレスタージュ定期的に実施しながら15日間醸し発酵。樽は用いずタンクで熟成後、SO2は添加せず瓶詰め。
黒に紫の入ったインクの様に濃い色調。ブラックベリーやプルーン、焼バナナの様に少々焦げ感のある果実風味。滑らかな口当たりでとてもスムーズな飲み心地。色調に反して軽やかさもあり充実した味わい。
粘土質石灰土壌の上に大きな石の層が堆積する区画“ブノア”のぶどう。僅かに過熟気味のぶどうが、深い味わいのテロワールを表現している。軽く破砕し果梗と共にルモンタージュとデレスタージュ定期的に実施しながら15日間醸し発酵。樽は用いずタンクで熟成後、SO2は添加せず瓶詰め。
黒に紫の入ったインクの様に濃い色調。ブラックベリーやプルーン、焼バナナの様に少々焦げ感のある果実風味。滑らかな口当たりでとてもスムーズな飲み心地。色調に反して軽やかさもあり充実した味わい。