"バラ・マッソン"は、まさにテロワールをダイレクトに表現する
シャンパーニュ生産者だ!
単一の土壌
粘土交じりの石灰質土壌。石灰質土壌にマッチするシャルドネを主体に植えている。ブトン村Butonとヴィルノース村Villenauxeに畑があり、ピノ・ノワールもほんの少し所有するが、粘土の若干多いヴルノース村にピノ・ノワールは植えられている。
単一ヴィンテージ
シャンパーニュはノン・ヴィンテージ物の場合、複数のヴィンテージをブレンドして複雑味をもたらし、味のばらつきを抑えるようするのが通例だが、"バラ・マッソン"ではノン・ヴィンテージ物でも基本的に単一のヴィンテージで造っている。つまり、その年の特徴をそのままダイレクトに表現している訳だ。
ヴァン・ド・レゼルブは極力使用しない
シャンパーニュは、通常20%程度のリザーヴワイン(熟成させたワイン原酒)を加えることにより、味わいに複雑さをもたらすことが一般的だが、"バラ・マッソン"では基本的に使用しない!年により若干使用する場合もあるが、使用量はとても少ない。
ドザージュは極力しない
酸度の高いシャンパーニュでは、ドザージュ(打栓時のリキュール添加)をし甘味を加えることにより味わいのバランスを整えるのが一般的だが、"バラ・マッソン"では全くしない、或いは加える場合でもその量は僅かのみに抑えている。バラ・マッソンでは収穫の段階でぶどうをとても熟させているので元々必要性が少ない事と、本来の味わいをマスクすることを好まないため、ドザージュはゼロ、或いは最低限に抑えている。
以上の通り、「最大限テロワールを表現」し、「最大限その年の特徴を表現」するシャンパーニュ造りをしているのだ!
では、一体”バラ・マッソン”は、どんな人物により造られているのだろうか…
では、一体”バラ・マッソン”は、どんな人物により造られているのだろうか…
生産者 ルイック・マッソン、オレリー・バラ
“バラ・マッソン”はコート・ド・セザンヌ地区、セザンヌ村から南西に20km程に位置するヴィルノクス・ラ・グランド村に誕生した全く新しいRM生産者。
ルイック・マッソンと奥さんのオレリー・バラの2人が力を合わせ、2011年の収穫から自身のシャンパーニュを造り始めた。 シャンパーニュでは畑の価格が高いため、フランスで最も新規参入が難しい地方だが、2人の実家は共にぶどう栽培家で、幸運にもそのぶどう畑を受け継ぐことが出来たのだった。ご主人のルイックが栽培を担当し、醸造学者の資格を持つ奥さんのオレリーが醸造を担当する。
ルイック・マッソンと奥さんのオレリー・バラの2人が力を合わせ、2011年の収穫から自身のシャンパーニュを造り始めた。 シャンパーニュでは畑の価格が高いため、フランスで最も新規参入が難しい地方だが、2人の実家は共にぶどう栽培家で、幸運にもそのぶどう畑を受け継ぐことが出来たのだった。ご主人のルイックが栽培を担当し、醸造学者の資格を持つ奥さんのオレリーが醸造を担当する。
ぶどう畑は合わせて7.5ha。シャルドネ90%、ピノ・ノワール10%という構成。コート・ド・セザンヌの特徴である石灰質土壌にマッチしたシャルドネを主体に、ビオロジック栽培で果実味を生かしたシャンパーニュ造りを実践する。生き生きとした果実とフレッシュ感、ミネラルが大きな魅力だ!
初年度は自社ラベルでの販売は僅か1.5haから12,500本のみと限定されており、他のぶどうはデュヴァル・ルロワやチエノなど大手メゾンに販売している。
栽培はビオにて行い、醸造はできるだけ自然な手法で行う。彼らのシャンパーニュの特徴は、ぶどうを十分に完熟させることによって得られる魅力的な果実味と、それを下支えするミネラル感。そして、すべての工程で丹念に手を掛けるからこそ得られる気品とエレガンスが魅力だ!収穫は完璧に熟した理想的な段階まで待ち、糖度が十分に乗り酸度もベストのバランスで、全て手摘みにて行う。そして、畑の区画ごとに圧搾しタンク、或いは樽で発酵させる。
シャンパン造りで圧搾作業はとても重要で、シャンパン独自の幅広の圧搾機でとてもゆっくり絞る。”クー・ド・キュヴェ”と呼ばれる一番搾り果汁がもっとも高品質で、ストラクチャーがしっかりしている。
初年度は自社ラベルでの販売は僅か1.5haから12,500本のみと限定されており、他のぶどうはデュヴァル・ルロワやチエノなど大手メゾンに販売している。
栽培はビオにて行い、醸造はできるだけ自然な手法で行う。彼らのシャンパーニュの特徴は、ぶどうを十分に完熟させることによって得られる魅力的な果実味と、それを下支えするミネラル感。そして、すべての工程で丹念に手を掛けるからこそ得られる気品とエレガンスが魅力だ!収穫は完璧に熟した理想的な段階まで待ち、糖度が十分に乗り酸度もベストのバランスで、全て手摘みにて行う。そして、畑の区画ごとに圧搾しタンク、或いは樽で発酵させる。
シャンパン造りで圧搾作業はとても重要で、シャンパン独自の幅広の圧搾機でとてもゆっくり絞る。”クー・ド・キュヴェ”と呼ばれる一番搾り果汁がもっとも高品質で、ストラクチャーがしっかりしている。
4000kgのぶどうを圧搾機に入れ、滴り落ちる果汁を順に次のように分類する。
クー・ド・キュヴェ 1650L
キュヴェB 400L
タイユ 500L
それ以上絞った果汁は、シャンパーニュ造りには使用しない。
バラ・マッソンでは品質が大きく左右される絞り果汁の分類にとても気を使っており、”クー・ド・キュヴェ”についても絞り順に1番と2番という具合に2つに分類する程だ。
また、バラ・マッソンではデゴルジュマン(澱抜き)するときは不凍液で瓶口を凍らせることはせず、栓抜き機で王冠を抜いて打栓する。
なぜ?て聞いたら、「不凍液はワインにも体にもよくないでしょ!」 という。そのような細かいところにも気を使うところに、少しでも美味しいワインを生み出したいという心意気の様なものを感じる。
酸化防止剤(亜硫酸)の使用は出来るだけ僅かにとどめ、圧搾時に微量添加するのみで、総亜硫酸40g/L程度とシャンパーニュとしてはとても低い。
彼らのシャンパーニュをサービス、楽しむときは、是非しばらくゆっくりとカーヴで落ち着かせ、膨らみのあるグラスを用いて欲しい。そうすれば、きっと”バラ・マッソン”ならではの卓越した魅力を味わうことができるだろう。
バラ・マッソンでは品質が大きく左右される絞り果汁の分類にとても気を使っており、”クー・ド・キュヴェ”についても絞り順に1番と2番という具合に2つに分類する程だ。
また、バラ・マッソンではデゴルジュマン(澱抜き)するときは不凍液で瓶口を凍らせることはせず、栓抜き機で王冠を抜いて打栓する。
なぜ?て聞いたら、「不凍液はワインにも体にもよくないでしょ!」 という。そのような細かいところにも気を使うところに、少しでも美味しいワインを生み出したいという心意気の様なものを感じる。
酸化防止剤(亜硫酸)の使用は出来るだけ僅かにとどめ、圧搾時に微量添加するのみで、総亜硫酸40g/L程度とシャンパーニュとしてはとても低い。
彼らのシャンパーニュをサービス、楽しむときは、是非しばらくゆっくりとカーヴで落ち着かせ、膨らみのあるグラスを用いて欲しい。そうすれば、きっと”バラ・マッソン”ならではの卓越した魅力を味わうことができるだろう。
Fleur de Craie, Non Dosé, AOC Champagne
LF2801 泡白 NV2020
フルール・ド・クレ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
フルール・ド・クレ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ぶどう品種:シャルドネ100%
デゴルジュマン:23年2月
原料ぶどうは2019年のみで瓶内2次発酵熟成30ヶ月と、限りなくミレジメに近い。長期熟成により強い酸が和らぎ、旨味が倍増し美味しく楽しめる味わい!補糖をする必要のない位十分にぶどうを熟させ収穫。時間を掛け優しく圧搾。発酵はステンレスと20%程樽も使用し、澱と共に9か月熟成。フィルターには掛けず不凍液も使用せず手で瓶詰め。
キュヴェ名は”石灰の花”の意。淡いイエローの色調でクリーミーな細かい泡が綺麗に立ち昇る。熟した洋梨の充実した果実風味にハシバミの香りが感じられ、ひと回りスケールがアップした印象。口に含むと熟した洋梨果実が広がり、細やかな泡が舌をくすぐる。フレッシュだけではない深みを感じさせる味わいに進化している。
デゴルジュマン:23年2月
原料ぶどうは2019年のみで瓶内2次発酵熟成30ヶ月と、限りなくミレジメに近い。長期熟成により強い酸が和らぎ、旨味が倍増し美味しく楽しめる味わい!補糖をする必要のない位十分にぶどうを熟させ収穫。時間を掛け優しく圧搾。発酵はステンレスと20%程樽も使用し、澱と共に9か月熟成。フィルターには掛けず不凍液も使用せず手で瓶詰め。
キュヴェ名は”石灰の花”の意。淡いイエローの色調でクリーミーな細かい泡が綺麗に立ち昇る。熟した洋梨の充実した果実風味にハシバミの香りが感じられ、ひと回りスケールがアップした印象。口に含むと熟した洋梨果実が広がり、細やかな泡が舌をくすぐる。フレッシュだけではない深みを感じさせる味わいに進化している。
Grain d'Argile, Non Dosé, AOC Champagne
LF2802 泡白 NV2018 & 2019
グラン・ダルジル、 ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
グラン・ダルジル、 ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ぶどう品種:シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%
唯一複数収穫年がブレンドされているキュヴェで、2019年が80%と2018年が20%。プレスはキュヴェが60%とタイユが40%と上質な果汁を使用。木樽60%とステンレス40%にて補糖せずアルコール発酵行い、澱とともに9か月熟成。瓶熟を3年経て、不凍液は用いずルイックが自らの手でデゴルジュマン。
キュヴェ名は”粘土の様に滑らかな手触り”の意。淡い黄金色に輝く色調で、細かい泡が真っ直ぐに立ち昇る。カリンや赤いリンゴの香りにエレガントな風味が印象的。優しい口当たりで非常にクリーミィ。リンゴをかじった時のほとばしる果汁の様な生き生きさと、落ち着きが共存した深みのある味わい。
唯一複数収穫年がブレンドされているキュヴェで、2019年が80%と2018年が20%。プレスはキュヴェが60%とタイユが40%と上質な果汁を使用。木樽60%とステンレス40%にて補糖せずアルコール発酵行い、澱とともに9か月熟成。瓶熟を3年経て、不凍液は用いずルイックが自らの手でデゴルジュマン。
キュヴェ名は”粘土の様に滑らかな手触り”の意。淡い黄金色に輝く色調で、細かい泡が真っ直ぐに立ち昇る。カリンや赤いリンゴの香りにエレガントな風味が印象的。優しい口当たりで非常にクリーミィ。リンゴをかじった時のほとばしる果汁の様な生き生きさと、落ち着きが共存した深みのある味わい。
Les Margannes, Non Dosé, AOC Champagne
LF2803 泡白 NV2018
レ・マルガンヌ、 ノン・ドゼ、AOC シャンパーニュ
レ・マルガンヌ、 ノン・ドゼ、AOC シャンパーニュ
ぶどう品種:シャルドネ100%
色付きの良いイエローの色調で、泡はクリーミィで細かい。カリンやハシバミ、洋ナシや赤リン ゴの香りが次々と押し寄せる。ブリオッシュやノアゼットの香りと共に強い酸がギューと来る。やや酸化熟成的な複雑な風味 が口中に広がり、余韻も永い。キュヴェ名”マルガンヌ”は、ギリシャ語で真珠を意味する”マルガリターリ”のフランス古語。真 珠の様に気貴い輝きを意味する。
色付きの良いイエローの色調で、泡はクリーミィで細かい。カリンやハシバミ、洋ナシや赤リン ゴの香りが次々と押し寄せる。ブリオッシュやノアゼットの香りと共に強い酸がギューと来る。やや酸化熟成的な複雑な風味 が口中に広がり、余韻も永い。キュヴェ名”マルガンヌ”は、ギリシャ語で真珠を意味する”マルガリターリ”のフランス古語。真 珠の様に気貴い輝きを意味する。
Les Margannes, Non Dosé, AOC Champagne
LF2803-19 泡白 NV2019
レ・マルガンヌ、 ノン・ドゼ、AOC シャンパーニュ
レ・マルガンヌ、 ノン・ドゼ、AOC シャンパーニュ
ぶどう品種:シャルドネ100%
原料ぶどうは2019年収穫のみで瓶内熟成期間も満たしているので、事実上のミレジメ。ブトンBeton村の区画で、シレックスが多く含まれる為より深みとエレガントさが増す土壌。クール・ド・キュヴェ(1番+2番プレス)のみを用い、85%樽熟15%ステンレスタンクにて9か月発酵熟成。40か月瓶内発酵熟成させ、ドザージュゼロにて打栓。
淡いイエローの色調、泡は細かくクリーミーで永く続く。ハシバミの香ばしさ、カリンやレモンなど黄色果実の香りにレモンクリームの奥行あるエレガントな風味は別格的。
口当たりはフレッシュで、黄色果実と樽のニュアンスが調和したふくよかさが感じられる。焦点の定まった味わいで、ブリオッシュの永い余韻が非常に上品。
キュヴェ名 ”マルガンヌ” はギリシャ語で真珠を意味する”マルガリターリ”のフランス古語。真珠の様に気高い輝きを意味する。
生産数量 2000本
原料ぶどうは2019年収穫のみで瓶内熟成期間も満たしているので、事実上のミレジメ。ブトンBeton村の区画で、シレックスが多く含まれる為より深みとエレガントさが増す土壌。クール・ド・キュヴェ(1番+2番プレス)のみを用い、85%樽熟15%ステンレスタンクにて9か月発酵熟成。40か月瓶内発酵熟成させ、ドザージュゼロにて打栓。
淡いイエローの色調、泡は細かくクリーミーで永く続く。ハシバミの香ばしさ、カリンやレモンなど黄色果実の香りにレモンクリームの奥行あるエレガントな風味は別格的。
口当たりはフレッシュで、黄色果実と樽のニュアンスが調和したふくよかさが感じられる。焦点の定まった味わいで、ブリオッシュの永い余韻が非常に上品。
キュヴェ名 ”マルガンヌ” はギリシャ語で真珠を意味する”マルガリターリ”のフランス古語。真珠の様に気高い輝きを意味する。
生産数量 2000本
Nuances de Cornoie, Non Dosé, AOC Champagne
LF2806 泡白 NV2018
ニュアンス・ド・コルノワ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ニュアンス・ド・コルノワ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
石灰が80%と多く含まれる粘土質石灰土壌、区画”シャルモア”と”コレール”に植わる 樹齢40年もぶどう。”クー・ド・キュヴェ”と呼ばれる優しいプレスの1番と2番絞りのみ使用。静置し自然にデブルバージュし、 シャプタリザシオンはせず、45%は樽にて55%はステンレスタンクで澱と共に9か月発酵。瓶内2次発酵48ヶ月と長期で、フィ 13.00% ルターには掛けずデゴルジュマン時はドザージュ・ゼロにて瓶詰め。瓶詰め後も3-6か月以上瓶熟してから出荷。瓶内熟成 期間36ヶ月以上のミレジメ規定より長期熟成!
石灰が80%と多く含まれる粘土質石灰土壌、区画”シャルモア”と”コレール”に植わる 樹齢40年もぶどう。”クー・ド・キュヴェ”と呼ばれる優しいプレスの1番と2番絞りのみ使用。静置し自然にデブルバージュし、 シャプタリザシオンはせず、45%は樽にて55%はステンレスタンクで澱と共に9か月発酵。瓶内2次発酵48ヶ月と長期で、フィ 13.00% ルターには掛けずデゴルジュマン時はドザージュ・ゼロにて瓶詰め。瓶詰め後も3-6か月以上瓶熟してから出荷。瓶内熟成 期間36ヶ月以上のミレジメ規定より長期熟成!
La Grande Homée, Non Dosé, AOC Champagne
LF2805 ロゼ泡 NV2018
ラ・グランド・オメ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ラ・グランド・オメ、ノン・ドゼ、AOCシャンパーニュ
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
ピノが健全に充分熟したよい年のみ造るキュヴェ。粘土質石灰土壌、樹齢40年のぶどう。最もよく熟したぶどうのみ選別し手で収穫。除梗し破砕はせず24時間醸し、滴り落ちるフリーランのみ細かい澱と共にタンクで発酵、そのまま5か月熟成させ、18か月瓶内2次発酵実施。最低3か月瓶熟後出荷。
際立ったサクランボ・ロゼの色調。ラズベリーやサクランボの赤果実風味豊か。口に含むと赤果実が広がり、しっかりした酸とほのかなタンニンを感じる。(デゴルジュマン:2022年1月)
ピノが健全に充分熟したよい年のみ造るキュヴェ。粘土質石灰土壌、樹齢40年のぶどう。最もよく熟したぶどうのみ選別し手で収穫。除梗し破砕はせず24時間醸し、滴り落ちるフリーランのみ細かい澱と共にタンクで発酵、そのまま5か月熟成させ、18か月瓶内2次発酵実施。最低3か月瓶熟後出荷。
際立ったサクランボ・ロゼの色調。ラズベリーやサクランボの赤果実風味豊か。口に含むと赤果実が広がり、しっかりした酸とほのかなタンニンを感じる。(デゴルジュマン:2022年1月)