首都マドリードから北西200km足らずに位置するルエダ地区は、薫り高い白ワイン品種ヴェルデホで知られる産地だ。一塊にまとまったこの産地に赴いてみると、実は2つの異なる土壌が存在することが分かった。
ひとつは粘土砂質土壌。この土壌からは決して高品質なワインは生まれないという。
LS0201-16 白 |
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Fuente Milano, verdejo-viura, VT de Castilla y Léon |
フエンテ・ミラノ、ヴェルデホ&ヴィウラ |
ぶどう品種:ヴェルデホ、ヴィウラ |
ステンレスタンクにて発酵熟成。ヴェルデホの軽いハーブの香り、ヴィウラ特有のトロピカルな香りが織りなす優雅な風味と透明感。 |
LS0202-16 白 |
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Fuente Milano, verdejo, VT de Castilla y Léon |
フエンテ・ミラノ、ヴェルデホ |
ぶどう品種:ヴェルデホ マセラシオン、カルボニック |
プレスワイン、樽熟ワイン、残糖あるワインの4種をブレンドした、ヴェルデホの魅力を最大限引き出したワイン。熟したメロンを思わせる華やかな味わい。 |
内陸部地方に位置するリベラ・デル・ドゥエロは2000年というワイン造りの歴史がある地で、
13世紀には地下にワイナリーが造られるなど発展を遂げた。
しかしながら、原産地呼称が認定された1980年当時には9軒しかワイナリーがなく、
浮き沈みが激しかった。転機となったのは、19世紀創設のヴェガ・シシリアに加えて1980年台ペスケラなど世界的に名声を博したワイナリーが出現したことだ。
今では250軒程のワイナリーが凌ぎを削り、その他にも栽培に特化する農家などもあり、さらに発展を続けている。
オーナーのハヴィエルはそんな将来性のあるワインに賭け、2000年に友人と4人でネオを設立した。
そして2002年に初ヴィンテージを12000本リリース、3年目にワインスペクテーターにてパーカーに高く評価されたことが契機となり、世界的に人気のワイナリーとなった。
ネオのクリマの特徴は標高が800-850mと高いことにより、夏には日中36-38度もの高温になるにもかかわらず夜には8度まで冷え込むことだ。
大きな寒暖差によりぶどうはよく熟すとともに酸もしっかり残り、果実味とフィネスに富んだワインが生まれることだ。
さらに雨が少ない粘土質の土壌にて、肥料を使用せず栽培している。
出来上がるワインは、無理なく程よく凝縮した果実味に富んでおり、とても楽しめるものだ。
LS0602-13 赤 |
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Vecordia, Roble, DO Ribera del Duero |
ヴェコルディア・ローブレ、DO リベラ・デル・ドゥエロ |
ぶどう品種:テンプラニージョ |
4か月樽熟。赤黒果実風味に加え、スパイスやカカオの香りにほんのり樽の香り。柔らかな口当たりに酸が味わいを引き締めてくれる。 |